「きまぐれテンプテーション」感想
こんにちは、南東です。
少し気になっていたゲームである「きまぐれテンプテーション」をプレイしました。
ゲーム紹介
まずはこのPVを見てください。
可愛い。これだけで買う気になりますよね~~~~~。
↑この2シーン特に好き。
SILKY'S PLUS WASABIさんというブランド発売のミドルプライスゲームです。ジャンルは「陰陽師が可愛い悪魔に誘惑されるADV」。
9-nine-シリーズのかずきふみ先生のシナリオにきみしま青先生のめっちゃ可愛いイラストレーションということでめっちゃ期待して買いました。
ストーリー序盤の概説
とあるマンションで、住人4人全員が死亡する事件が起こった。遺体は腹が裂かれて臓器が持ち去られた状態という異様な状態で発見された。マンション内には瘴気が満ちており霊的な存在を示唆している。
そこに派遣されることになったのが、陰陽師である主人公である。(本作での陰陽師はどちらかというと霊的な調査をする探偵という描写がされている。) 主人公は、現地の協力者である悪魔アンネリーゼとともに事件の真相を解明するために調査を開始する。
感想
ミドルプラスとは思えないほど高クオリティで素晴らしいシナリオでした。E-moteでめっちゃ立ち絵が動きます、すごい。ANNE VIEWERでアンネを動かせるのにも感動。
以下ネタバレありの感想
全体としての感想
公式サイトの雰囲気と全然違うどっちかというとミステリー系のゲーム。画面が裏世界化して背景が真っ赤で目玉だらけになったり、住人が異形の怪物になってしまったりとホラー演出も多々で、ストーリーもかなり。作中でも語られるように4人の住人が殺されたところから始まるので真相が判明してもかなりやりきれない気分にさせられる。(特にロゥジィとハーヴィー)
全体として伏線の張り方が素晴らしく、かずきふみさんのシナリオが光っている。最終日の説得シーンで一人ずつの話を聞いていくシーンで住人の一人ずつと向き合っていくシーンは全てのキャラの過去を掘り下げるのは凄い良かった。
1周目 -【解決】END
ストーリーの流れ的にアンネに流されるとBAD ENDに流されそうな気がしたのでアンネとのHをできるだけ回避するように選択肢を進め、最後のクーリィ・ハーヴィー・ロウジィの選択肢の場面では全員を救えるように選択。
覚醒したアンネがサリィを殺すことでマンションの裏世界化が止まり、悠久がマンションを後にする。
1周目が終わった時点で 以下のような疑問点が残った。(全部伏線なんですよね~)
・じゃあ臓物は誰が食らったのか?
これが最大の疑問点である。4人の住人が天使になっていないのなら、贄を食らったのは誰なのか?神が発生してしまったのか?陰陽手帖を見ると主人公は真相について気付いていることが示唆されている...
・サリィを殺した時のアンネのセリフ
・アンネちゃんの一人称ブレすぎじゃない...?(ボクってハーヴィーの一人称じゃん)
・というかよく考えれば序盤に出てきた消臭剤の下りってもしかして....
2周目 - 【----------------】END
アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。アンネが欲しい。
今度は極端にアンネと触れ合う選択肢を選んでみた。瘴気の進み方が明らかに速く欲望に囚われて「堕ちて」しまうルート。僕も欲しい。
3周目 - 【 】END
本当の呪いの正体が発覚するルート。察しはついていたけど、これを突き付けられるということはTrue ENDではつまり....。
「ごめんね……」が切ない。
4周目 - 【約束】True End
あえてその選択をプレイヤーに委ねるところが、エモい。
全部終わってからOPテーマ曲「Fantastic Conflict」の歌詞の「君といたい、いれるはずない 胸が痛い、痛いはずない」を聞きなおすと、泣けてくる。
おまけ ~細かい話~
・基本的にはないがE-moteのせいかDMMのDL版を買ったからかわからないが若干ゲームが重くセーブで操作ミスが頻発した(間違えて上書きしてしまうこともあった)。解決法求む...
・終盤ではっきり言って運ゲー(?)な選択肢がある。素直にセーブ&ロードを繰り返しましょう。全部終わってから攻略サイトを見ながらやってみたけど情報が錯綜していて結局何が正しいのかわからなかった。
・101号室というと小説『1984』に登場するアレを連想させるよね...