【剣盾ダブル】エルフーン+ラプラス+ウオノラゴン
1. はじめに
こんにちは, 南東です。友人と共同で構築を考えてある程度形になったので記事として残しておこうと思います。
2. 構築経緯
キョダイラプラス
シーズン4になったことで解禁され以前から使いたいと考えていたので軸になる火力エースとして採用。
味方のカポエラーの真空波などで弱点保険を発動させるよりかは追い風等のS操作をした方が良いことなどから, 持ち物は命の珠を採用した。
S操作の相方
以前からエルフーンジュラルドンやエルフーンキョダイリザを使っていたこともあり、S操作要因としてエルフーンの追い風を採用。
初手のダイマックスエースで場を荒らした後に活躍できる火力アタッカーを考えたところ, 裏から出てくるタイミングではオーロラベール, 追い風, 雨がかかっていることが多く, エラがみの火力を生かしやすいと考え, ウオノラゴンを採用。
追い風パーティの欠点として, トリックルームに弱いという欠点があるため, サブプランとしてカビゴンの腹太鼓からのキョダイマックスというサブプランを考え, カビゴンとそれをサポートするトゲキッスを採用。
残り1枠にトリックルーム下のドサイドンにある程度強く出られ, マッハパンチでの縛り性能の高いローブシンを採用。
3. 個体解説
キョダイラプラス
特性: うるおいボディ
持ち物: いのちのたま
性格: ひかえめ
実数値: 206(4)-×-100-150(252)-115-112(252)
技:ふぶき / ハイドロポンプ / かみなり / まもる
臆病にして抜きたい相手がいないので, 最大限の火力を確保するべく性格は控えめC特化, 追い風で少しでも多くの相手を抜くために, 準速に。S1↑最速ギャラドスのSラインが219であり, その辺りを意識してS調整するポケモンよりも先に動くため, Sは削らず。
ラプラスに水技を打ってくる人はいないので電磁波によるS操作や後攻での催眠に対応するために特性はうるおいボディに。(ここに関しては急所落ちする可能性を排除するシェルアーマーもアリなのだがうるおいボディの方が効果を実感できた。)
ダイマックス前提のポケモンであるため, 火力を最優先して技は全てダイマックス技の威力が140になるものを採用。
ダメージ計算
キョダイセンリツ
H252トゲキッス 229~273ダメージ(119.2%~142.1%)
この指要因のトゲキッスはキョダイセンリツでほぼ確1。ダイマックスを切ってきそうなら嘘泣き+キョダイセンリツで落としきることができる。
H4ダイマジュラルドン 220~260ダメージ(75.3%~89.2%)
嘘泣き無しの火力で落としきれるかどうか, 嘘泣きアリの火力で落としきれるかどうかはかなり重要であるので, 良く対面するポケモンに対してのダメージ感覚は持っておくべき(もしくは対戦中に計算してください)
エルフーン
特性: いたずらごころ
持ち物: きあいのタスキ
性格: 臆病
実数値: 136(4)-×-105-141(252)-95-168(252)
技:ムーンフォース / おいかぜ / うそなき / まもる
おいかぜでS操作をしつつ嘘泣きで味方のダイマックスエースの火力を補助できるダブル最強ポケモン(個人の感想です)。基本的には追い風でS操作をして, 嘘泣き+ラプラスの火力で相手の頭数を減らしていくのが重要な役割。
最初守るの枠は甘えるを採用していたのだが, 猫騙し+何かでエルフーンを倒されて追い風が起動できないと大きなディスアドバンテージを背負ってしまうため, 守るを採用。この枠は環境にいる猫騙し持ちのポケモンの数によって変わると思う。
バンギラスやオーロンゲなどの悪タイプのポケモンには嘘泣きや甘えるが効かないということには注意。忘れがちなので。
ウオノラゴン
特性: がんじょうあご
持ち物: こだわりスカーフ
性格: いじっぱり
実数値: 166(4)-156(252)-120-×-100-127(252)
初手のラプラス+エルフーンでどちらかが突破されたときに裏から出す。場に追い風やオーロラベールやダイストリームによる雨が残っていることが多く, 単純な追い風ウオノラゴン以上にパワーが高い。エラがみは確定枠として, エラがみ以外の技はほぼ使わないが, ラス1対面でウオノラゴンvsドラゴンとなった時のために逆鱗は入れておいた方がいいと思います。(回しはじめの時これを怠って負けかけたので)
トゲキッスはSを甘えていることが多いため, 追い風+ダイジェット1回でもこのウオノラゴン+追い風より大抵遅い。
トゲキッス
特性: きょううん
持ち物: ピントレンズ
性格: ずぶとい
実数値: 192(252)-×-143(116)-141(4)-139(28)-114(108)
技:マジカルシャイン / エアスラッシュ / しんぴのまもり / このゆびとまれ
基本的にはマジカルシャインマシンなのでマジカルシャインを連打する。コンセプトとしてラプラスのキョダイセンリツ後に展開されるオーロラベールが消えないうちに勝負をできるだけ決め切りたいということもあり, 持ち物はピントレンズに変更した。Sを準速バンギ抜きまで振っていること以外は, 振り分けは適当である。相手や味方の様子を見ながらこのゆびとまれでサポート。キョダイテンバツやサマヨールの鬼火を見るために神秘の守りを入れている。エアスラッシュに関しては採用に関してかなり疑問があるため, 欠伸や手助けでも構わないと思っている。(横に置かれるポケモンがカビゴンであることが多い以上手助けをしても過剰火力になるだけであり, 無駄になりやすいので流し性能を意識した欠伸の方が優先度が高いと個人的には思っている)
もっといい調整を知ってる人は教えてください。
カビゴン(キョダイマックス)
特性: くいしんぼう
持ち物: フィラのみ
性格: ゆうかん
実数値: 242(52)-171(204)-117(252)-×-130-31
技:すてみタックル / 10まんばりき / タネばくだん / はらだいこ
トリルに対して選出。トリルの始動はこのゆびとまれ役(イエッサンであることが多い)とトリル役(サマヨールやブリムオン)であることが多く, はらだいこを比較的安全に積むことができる。
タネばくだんはダイマックスしたドサイドンを確定1発で倒すために採用。ノーマル技に関してはのしかかりの方が安定感があったかもしれない。
ダメージ計算
ドサイドン硬すぎでしょ...
ローブシン
特性: こんじょう
持ち物: とつげきチョッキ
性格: いじっぱり
実数値: 212(252)-211(252)-116(4)-×-85-65
技:インファイト / ドレインパンチ / マッハパンチ / かみなりパンチ
格闘技を3つも採用していることは不自然に見えるかもしれないが, どれも必要な技である。インファイトは確実にそのポケモンを落としに行かなければならない時に使い, ドレインパンチは落としきれるもののこちらの耐久を落とせない時, マッハパンチは先制技で敵を縛る際に使う。残り1枠の技に関しては最初はいわなだれを採用していたものの, 2体攻撃による威力の低下からほぼ置物と化してしまう問題点があり, ダイサンダー後に火力上昇が見込めかつダイマトゲキッスに一矢向ける可能性のあるかみなりパンチを採用した。Sについては追い風時を意識して補正無しのVとしているがトリルを強く意識するならS0の下降補正でいいかもしれない。
4. 選出と立ち回り
基本選出
エルフーンラプラスで頭数の有利を取った後にウオノラゴンで残党狩りをするのが基本的な立ち回り, 残り1体はトゲキッスかローブシンの刺さりそうな方を選出する。
オーロラベールが貼られている間に決着をつけたいので, 嘘泣き+キョダイセンリツなどで相手のエースポケモンを落としきって頭数のアドバンテージを取ることを意識する。
対トリル
相手がカビゴンに集中砲火してきそうな初手で来た場合, この指+腹太鼓から入る。相手に補助系のポケモンが多かった場合, この指とまれをする必要はない。
から入ってくるトリックルーム軸には神秘の守りでキョダイテンバツの混乱を防ぐことで有利が取れる。
5. 問題点
・サマヨール型トリルの台頭
シーズン4からをトリックルームの始動役にしたトリックルームパーティが急増し, 追い風軸で攻めることが難しくなった。カビゴンの10万馬力をダイアークになる技に変えるのはかなりアリだと思った。
・後続のパワー不足
のキョダイセンリツが残っている間に勝負を決め切ることを重視してを採用するところまでは良かったが, それ以外の後続のパワーが低かった。もう少し相手を詰ませることを意識したポケモンを入れても良かったかもしれない。
・ダイバーンに弱い
晴らされるとこちらの火力が低下してしまうため, かなり戦い辛かった。特にが出てきた時, 眠り粉から入られても辛いし, 珠手助けダイソウゲンによって追い風の上からラプラスが1撃で倒されてしまうとほぼ負けが確定してしまう。
6. あとがき
ポケダン救助隊DXやあつまれどうぶつの森の発売により対戦数を思った以上にこなせなかったが, エルフーンラプラスの可能性は感じたし裏にウオノラゴンを出すのも悪くないと思う。これからのシーズンでパーティの改良をさらに進めていきたいところである。